いろんな出来事があった。
いろんな人に出会った。
そしていろんな自分を見てきた。
ことばにできない様々な記憶が、
脳裏に浮かんでは消え、浮かんでは消える。
たくさんの悩んできた。
涙も流した。
そして、たくさんの喜びや、うれしさも。
その中で私がたどり着いた答え。
そして私が私にできること。
それは、自分という人間と手をつなぐこと。
自分を傷つけない、見捨てないということ。
私に対して親切にできなかったあの頃。
心の奥底で私は泣いていた。
その泣いている自分の存在に気づいたあの日から、
私は自分に手を差し伸べてみよう、そう思った。
どんな自分でも。
誇れるものがなくても。
失敗ばかりの自分でも。
それは、たった1人のかけがえのない私であり、
生涯付き合い続ける私なのだから。
私は私と共に。
あなたはあなたと共に。
あなたはあなたに『やさしさ』という水 を与え続けてほしい。