静寂と、ことばの在処

こころの奥処。 ことばの在処。 ことばの居場所を求めて。

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

孤独という破片

なぜ、嬉しかったのか。 なぜ、かなしかったのか。 ぼくはいつも、考える。 ひとつだけ、分かったこと。 それは、嬉しさには『 ことばのやさしさ 』があったから。 かなしさには、『ことばの痛み』を感じたから。 誰かや、何かから離れたいと思いながら、 結…

虚しさという感覚。

結局ひとは、虚しさというものに、どれだけ打ち勝てると、いうのだろう。

変わらないもの。

あれだけたのしいと思っていた場所も。 自分に必要だと思っていたものも。 たのしいとも、必要だとも思えなくなっていた。 場所も、時間も、形を変えるんだね。 ひとのこころだけじゃなくて。 本当にたのしいと思えるものってなんだろうね。 変わらないもの…

老舗のお饅頭。

お礼の品を買いに少しだけ外へ出た。 旅館の看板と併設されたお饅頭屋さん。 ショーウィンドーを眺めていると 『中へ入ってみていいですよ』と声をかけてもらった。 聞くと70年も続く昔ながらの老舗とのことだった。 お饅頭の詰め合わせと、自分用のおはぎを…

バーバラ夫人とぽっぽちゃん。

バーバラ夫人と、ぽっぽちゃん。 バーバラ夫人とぽっぽちゃんの関係性が好きだった。 私の好きな本『ツバキ文具店』 主人公、鳩子を気にかけてくれるご近所のバーバラ夫人。 ドラマがきっかけで書籍を購入した。 その話をある人にすると、その人はすぐに本屋…

今日の色を忘れた少女

息をすることすら忘れるように眠って。 いつのまにか夜は更けていて。 今日の色を忘れた少女は、星を縫って、星座を空に描きました。 きっと、明日の色も彼女は忘れてしまうのです。

still

目指したい場所があることは、 ぼくの希望になっていた。 だから、ぼくの成し遂げたいことの扉までは 閉じないでいたい。 すべてを失ったような気がしていた。 でも、そう思ったらぼくはもう歩き出せなくなってしまう。 ねぇ。 まだ、あるかな… この手の中に…

これ以上、息が続かないんだ。 この世界から消えたくなったぼくは 眠りの世界に閉じこもることにした。 傷だらけの躰はぼくのこころの合わせ鏡。

つぶや記

触れられないものに。 想いを向け続けるつらさって、相当なものだよ。 受け取ってももらえない想いを向け続けるのって、 すごくつらいことなんだよ。 こころが、壊れるばかりだよ。 ぼくはそれに耐えられなかったんだ。 だからもう、誰も愛したくない。

世界を伝えるために。

世界を伝えるのに、言葉だけじゃなくても いいのかもしれないね。 失ったものを見て絶望していても、 さらなる絶望が見えるだけ。 何かをまた、作り直せばいい。 日向ぼっこをしていると陽光がそう教えてくれたような気がした。

2024/02/18 朝の訪れとちぎれ雲。

悪夢にうなされていた。 ズキズキする頭を押さえながら薬を飲みに行く。 いただきもののプリンを少し口にすると 苦味が飽和された。 悪夢の中での眠りにいいものなんて、なかった。 ここから見える澄み渡る空に、朝の訪れを知る。 つかめば破れそうな、ちぎ…

つぶや記

最後まで、自分を信じてあげられたら、よかったね… 苦しくて、たまらない。 かなしくて、たまらない。 涙が、止まらない。 月になりたいな。

そんなことなら、はじめから知らなきゃよかった。 そう思うことが、増えた。

2024/02/17 who are you?

こころに光が入ってくるのはまだまだ、難しい。 それでも、空は快晴だ。 何が必要で、何が必要でないかを見極める。 自分を取り戻してゆくことなんだろうと思う。 一箇所にこころを集めておくこと。 何者でもない自分が、何者かになろうとしていた。 わたし…

2024/02/16 やさしさって、光だ。

太陽をまっすぐに見られないような、黒いベールが少しだけ、 いいや、薄く透けるような黒になりつつあるのを感じた。 このまま、死んでしまうんじゃないかと思った。 それでも、やさしさで包み込んでくれる人たちが ぼくを掬ってくれた。 手を差し伸べてくれ…

2024/02/16 キカナイクスリ。

ボロボロな躰に、真っ暗な世界。 自分の声さえ聞こえず、この手につかめるものは何もなく。 朦朧とする意識の中で、ただ息をしている。 効かない薬に、躰は悶える。 今のぼくに出せる言葉なんて何もないのに。 今のぼくに触れられるものなんてないのに。 ど…

2024/02/14 閉じた瞳に、光は映らない。

眠り続けたい。 ひたすらに、永久に。 ぼくはもう、眠り続けていたい。 眠っている間も、痛みは続いていた。 朝、なかなか起き上がることさえできなかった。 テーブルに広がる薬を手に取り、口に入れ、 買っておいたパイナップルとヨーグルトを食べた。 濁り…

ヨルヲ テラスツキニハ ナレナイケレド クモニ カクレルツキニハ ナレルノカナ。

2024/02/13 水面に映る、残酷なまでに眩しい太陽。

増える、 涙とできなくなること。 覚束ないままに重たい歩幅を進め、病院へ向かった。 水面に映る太陽が煌めいていた。 映った太陽に手を透かしてつかもうとする。 つかめるわけ、ないのにね。 今のぼくには眩しすぎる、眩しすぎるんだ。 痛みを背負ったこの…

2024/02/13 萎びた黒い花。

すべてから、消えたいと思った。 こころを消したかった。 誰かの記憶の中の自分を、消したかった。 空っぽになりたくて、空っぽにしたくて。 すべて、わからなくなった。 目が覚めた時、何者でもない自分がそこにいた。 想いをつよめるだけのつぶやきにも、…

2024/02/12 日向ぼっこ

ぽかぽかと、陽光が部屋に差し込む。 日光に照らされる洗濯物を眺め、 穏やかな気候に、こころが緩んだ。 このまま、眠ってしまいたい。 生姜湯を喉に流し込む。 咳き込みがひどくならないといいな。 今は、ちからを抜きたい。 今は、こころを抜きたい。

2024/02/11  休息の地へ。

結局、何かを0にすることがぼくにはできなかった。 何かを残したままにして去ることが、こころ苦しい。 だけど今の自分にはこうするしかなかった。 みえなくなることばかりで、 書けなくなることばかりで、 滲んでゆくばかりで。 休息するための時間にした…