静寂と、ことばの在処

こころの奥処。 ことばの在処。 ことばの居場所を求めて。

2022/07/28 ぼくは、臆病だ。

こころの中に忍び込まれることが、きらいだ。

 

ぼくを探られることが、苦手だ。

 

すべてを見透かされた顔で、

近寄られることが苦手だ。

 

飲み込まれてしまうような気がするからだ。

 

自分よりも相手の存在が大きくなって、

ぼくのこころを相手が占領してしまって、

相手のこころがすぐ近くに感じられて、

相手の呼吸の音さえ感じるようになって、

境がなくなってしまう。

 

この感覚が、こわくてたまらない。

 

だれかのこころが、

ぼくのこころにはいってきて、

誰かの存在が大きくなることが、

きっとぼくは、耐えられない。