静寂と、ことばの在処

こころの奥処。 ことばの在処。 ことばの居場所を求めて。

2022/10/09 Decade

10年。

2018年に、6年と書いていたから

さらに4年経っている。

 

この10年。
自分と向き合い続け、もがいていた。

 

ことばを支えに、
ことばと共に歩んできた、10年。

 

この10年という月日が、

いまのぼくをつくり、今の場所に辿り着かせた。

 

疲れた、だの。
もう寝る、だの。
本当に日記のようなものばかりだった。

 

その中に、自分のきもちを赤裸々に綴ったり
だとか、していた。

 

そこに、伝えたいとか、表現として残したい、
とかそういったものはなかったかのようにみえた。

 

だけど、自分のことばで一生懸命に。

前に進むために。

がんばっていたと思う。

もがきながらも前にも進もうと、必死だったのだと思う。

形にしようと。

形にしたことで広がったこの景色。

 

あのときならみえなかったいまの世界が、

ぼくを救ったんだ。

 

過去の自分はもういないかもしれないけれど、

そうして費やした時間が。

        自分が。

 

そこにはいつも在る。