10年。
2018年に、6年と書いていたから
さらに4年経っている。
この10年。
自分と向き合い続け、もがいていた。
ことばを支えに、
ことばと共に歩んできた、10年。
この10年という月日が、
いまのぼくをつくり、今の場所に辿り着かせた。
疲れた、だの。
もう寝る、だの。
本当に日記のようなものばかりだった。
その中に、自分のきもちを赤裸々に綴ったり
だとか、していた。
そこに、伝えたいとか、表現として残したい、
とかそういったものはなかったかのようにみえた。
だけど、自分のことばで一生懸命に。
前に進むために。
がんばっていたと思う。
もがきながらも前にも進もうと、必死だったのだと思う。
形にしようと。
形にしたことで広がったこの景色。
あのときならみえなかったいまの世界が、
ぼくを救ったんだ。
過去の自分はもういないかもしれないけれど、
そうして費やした時間が。
自分が。
そこにはいつも在る。