静寂と、ことばの在処

こころの奥処。 ことばの在処。 ことばの居場所を求めて。

2022/10/16 自分を読むこと

ことばは、ぼくの声だとしても、

すべてを引き出せるわけじゃない。

 

 

自分のきもちを100%表現することは、不可能だ。

 

 

だとしたら、

自分の持てる語彙を駆使して、どれだけのきもちを表現できるのだろうか。

 

ことばを話す時、書く時。

自分の表現力の幅の狭さに、負い目を感じる。

もっと、いろんな表現を引き出せたら、と思うことが多々ある。

 

考えの凝り固まりに風を吹かせ、新しい表現にであう。

それが叶うのが、本を読むことだ。

本は、新しい世界の扉。

 

以前借りた本を、もう一度読みたくなるときが、ある。

そして二度も三度も、感動してしまう。

いつでも読み返したい、そんな本がある。

 

今読んでいる本の冒頭に書いてあった。

 

本を読むことは、作家の思想を知ることだけじゃなく、『自分』を読むことだ。

 

 

 ことばの、様々な表現を取り込みたい。

そして、自分の表現力をみがきたい。

本を読むことは、人間の質を高めることなんじゃないか、とも思う。

 

ことばで人が作られるなら、

人間を人間として作っていくことばを本から得られるなら、

ぼくは読むことを求めたい。