雨風が猛威を振るう夜が、明けた。
夜通し続く風の音に何度も目が覚める。
気づくと、晴れ間が見えた。
雨上がりに見える晴れ間に、安心する。
雨にはいくつものイメージがあって、
様々な色調の雨が昨晩、届いた。
少しだけ、雨のつよさも弱まった気がした。
そのままにできないからこそ、眠りは遠ざかってしまう。
少しでも、何かを交わすことで掬われることがある。
何かを突き動かすのは、『思いのつよさ』だ。
心からそんな世界を作りたいと思っているなら、
それは不可能じゃないと、最近思うようになった。
きっと、それは『セカイをあきらめていた』自分が、
『セカイをあきらめなく』なったから。
自分の求める方向性には光があると、信じているから。
『守ること』だけではなく、思いに目を向けたい。
『やさしさ』が、きっと、未来を照らしてくれる。
『わからないに決まっている』ではなく、
どう伝えたらわかってもらえるだろうか、と考えつづけたい。
わたしたちにしかできないことがきっと、あるはずだから。