ぼんやりとした視界。
眠りたくてたまらなかった。
数日間の不調は、毎月わたしを苦しめるものとなる。
ふとした時間の隙間に溢れだすなみだ。
痛みを受け取って、
痛みを集めて、
掬い取ってしまう。
よわったときに、よわさは顔をだす。
書くこともままならないのに、
ことばにしてしまうのは
手を伸ばしてしまうのは。
目を向けていたいからなのだと思う。
たくさん詰め込みすぎた頭の中を空っぽに。
句読点さえない、まっさらな紙にしたいけれど。
どうしたって僕たちは、何かを書き込んでしまう。
どうしたって僕たちは、汚してしまう。
何か一つを書き込めば、それはもう、まっさらな紙ではないから。
目を覆いたい。
耳を塞ぎたい。
そうして目を閉じ、世界を閉ざしてしまいたくなることがある。
喧騒のない、静寂の彼方へ。
感情が。
ことばが。
何かを複雑にしてしまう。