静寂と、ことばの在処

こころの奥処。 ことばの在処。 ことばの居場所を求めて。

ことばにしても。ことばにしても。ことばにしても。

いくら

ことばにしても。

   ことばにしても。

        ことばにしても。

 

あなたからこころが離れることがなくて。

 

見るもの全てに、あなたとの記憶が染み込んでくる。

 

どれを手に取ってみても、

あなたの本当の想いが見えなかった。

 

壊れたこころが簡単に戻ることはない。

そんなことは知っている。

 

想起してしまう自分が歯痒くて。

 

いまだに手を伸ばそうとする自分が痛ましい。

 

傷つけられたのに。

 

理解が追いつかないままに、1日、また1日と過ぎ去る。

 

信じることがこわくなる。

それでも信じることをやめれば、1 にすら辿り着けない。

 

結局、愛することなんて、わからなかった。

愛があったかも、わからなかった。

 

 

 

あなたを知りたいと、思っていた。

 

あなたに触れることが、愛だと思っていた。

 

 

出会ったときのあの寒さを、あなたはあたためてくれた。

 

毎日欠かさずくれたメッセージが、想いの証だと思っていた。

それはわたしの思い過ごしだったんだろうか。

 

傷つけられるという未来をわたしは想像ができなかった。

だから、嘘にしたかった。

だから、嘘だと言ってほしかった。

 

わたしを、みてほしかった。

 

 

あなたに全てを捧げる覚悟が、わたしにはあった。

 

 

きっと、最初からあなたはわたしをみていなかったのかもしれない。

 

 

虚しさだけが輝いて、わたしを抜け殻にする。