静寂と、ことばの在処

こころの奥処。 ことばの在処。 ことばの居場所を求めて。

2022/10/16 響くもの

 

ドラマでも、映画でも、本でも、芸術でも、

その時に、タイムリーに響くものがある。

NHK番組『表現者の幻想曲』を見た。

それは、アートを制作する人たちと、作品をピックアップしたものだった。

今の自分に響くもの、それはアートだった。

さまざまな境遇の中、作品に没頭している人たち。

中には病と闘いながら作品作りをしている人もいた。

作品の、あの力強さに。

色彩豊かな、描かれたものの存在感に、感銘を受けた。

つらいときにこそ、その思いを、自分の魂を込めて表現したい。

 

そんな思いさえ、湧き上がった。

 

そこに、見てほしいという思い、ではなく、

 

表現したい。

表現することで自分を解放する、

 

そういった意味の方が強いように感じた。

 

自分のいまの心境と重ね合わせて、

つらい思いを胸に作品作りをしている人の気持ちを思うと、

泣けてくるようだった。

 

人生は、簡単じゃない。

乗り越えるものも、闘うことも、折り合いをつけながら生きていくことも必要だ。

 

 

そんな中で人は、複雑な思いを抱えながら、生きている。

 

光と影を繰り返し経験しながら、僕らは進んでいくのだ。